子どもと楽しめる!『すずめの戸締り』| 親子で観たいおすすめ映画

2022年11月11日公開の『すずめの戸締り』!

娘(9歳)と観てきました〜。

 

 

新海誠監督の作品は『天気の子』『君の名は』小学生の娘もだ〜い好き!

 

 

『すずめの戸締り』もコマーシャルが流れ始めた頃から、

「ぜったい観たい!」と繰り返し娘にせがまれていました。

 

 

しかしながら、正直ピン!と来なかったんですよね。

 

 

「すずめ?」なんだか子ども作品の名前だな〜とか。

「戸締り?」天岩戸伝説とかけてる?大人が観ておもしろいかな〜とか。

 

 

正直、大人は楽しめないんじゃないかな〜くらいに思っていました。

 

 

そうしたら!

 

 

全く想像を超えた世界が待っていたわけです!

若干のネタバレが含まれていますので、まっさらな気持ちで映画と向き合いたい方はこれより先には進まないでくださいね。

 

 

内容も少し知った上で、子どもと一緒に観る映画を検討している方の参考になれば嬉しいです。

 

 

おすすめポイント

・2時間2分もあっという間!低学年でも楽しめます。

・”鎮魂”がテーマ。

・誰もが抱える痛みを流してくれる映画。

 

出典:「すずめの戸締り」公式サイト

主人公といっしょに旅を楽しめる

映画は主人公である女子高生・すずめが住む宮崎県南部から始まり、

神戸、東京、福島と神さまに導かれながら各地を訪ねていくものがたりです。

 

その旅のパートナーは神様の呪い(?)によって”イス”に閉じ込められてしまった大学生・草太。

 

人間と椅子の奇妙な組み合わせが繰り出す先の読めない旅が

好奇心をかきたて、ワクワクが止まりません!

 

場面展開が早く、上映時間2時間越えながらあっという間に過ぎて行きました。

 

懐メロとともに思い出す古い感情

劇中歌には昔懐かしいメロディがふんだんに使われているのも今作品の特徴のひとつ。

 

 

正直、わたしの親世代に流行った曲が多いかな〜という印象はあるものの、

どれも繰り返し聞いたことがあるものばかり。

 

 

懐かしい曲とすずめと草太の旅の景色の移ろいとともに、観ているこちらの心の記憶が呼び覚まされていく。懐かしい感情の追体験が待っていました。

 

 

子どもだった”わたし”と親になった”わたし”の両方の感情が癒される

主人公・すずめは幼い頃に東北の震災で母を失っているという設定。

その後、母の妹である叔母に引き取られ、愛情いっぱいに育てられます。

関係もいたって良好で信頼しあっている2人ではあるのですが、

 

 

すずめは未だ独身を貫いているおばさんへの罪悪感を抱えているんですね。

自分がいるからおばさんは恋愛できないんじゃないかとか。

 

 

おばさんはおばさんで、愛情たっぷり育ててきたつもりだけど実の母ではないということに胸に一物を抱えている。

 

 

そんな2人の感情があるとき爆発してしまうのです。

 

 

「ああ、それは言っちゃダメ!」

観ているこちらがハラハラしてしまうようなシーンなわけですが、

誰もが一度は抱いてしまうような言葉の数々に切なさとやるせなさを感じながらも

共感せずにはいられず。

 

 

けど、すずめがハッと我に帰り「あなた誰?」と呟くと、

おばさんもハッとして「それだけじゃない。それだけじゃないから・・・」と

涙を流すんです。

 

 

その涙とともにお互いの感情が鎮められていく姿に胸がもう震えてしまって。

 

 

「それだけじゃない」

 

 

このひと言が昔娘だったわたしの感情と今は親になったわたしの感情を

やさしく流してくれたんじゃないかなと思っています。

 

 

まとめ:小学生の映画デビューにもおすすめ!親子で映画を楽しもう!

映画を観終えて・・・

娘はあと3回はぜったい観る!と言ってます。

 

 

3回は正直、難しいですが(笑)

もう1回は一緒に観に行きたいと考えているところです。

 

 

すずめと草太と一緒に旅気分を味わいながら楽しめる作品です。

小学生の映画デビューにも良さそうですね。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!